男の子が、家の居間で大きな声で叫んでいる。
「サンタクロース様!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!ニンテンドー・スイッチが欲しい!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!」
男の子は、しばらくして、また、大声で叫び始めた。
「サンタクロース様!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!ニンテンドー・スイッチが欲しい!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!」
父親が、うんざりした表情で口をはさんだ。
「おい、そんなに大声で叫ばなくたって、サンタは耳がちゃんと聞こえるよ」
男の子は答えた。
「サンタはそうかもしれないけど。遊びに来ているおじいちゃんはちがうよね」